伝えたかったことは、「一歩踏み出すこと」と「歩み続けること」。
家族構成や経済状況などを詳細ではないものの、確認してみると少なからず共通する部分があるのかな?っと感じた。 それは、選択するオプションが制限された中で生きているという点。 高校を卒業する際に進路をどうするかという大きな岐路に立たされるが
限られた収入減によって次に進める方向性が自分の手から離れ、親の経済状況によって
選択せざるを得なかった。
僕は、以前から分かっていたことだが大学への進学を諦めた。
彼女も同様で、高校卒業後に親が営む小さな店舗のお手伝いという形で
日中、ほぼお客は入らない中で店番をしていた。
同じように自分の進みたい道へ制限をかけられたことが、メキシコで写真を学び始めて
簡単ではあるがタイトルにある「Un Paso Adelante」「一歩前へ」というタイトルで初めて作品を提出したのが下記の写真である。
メキシコならではなのかもしれないが、家族の団結、親の介入の強さが
本人の進むべき道を後押しではなく、足を引っ張る形になっている場合もあることに
気付いたため、現状を打破し、過去や習慣を置き去り前へと進むように微力ながら
応援という意味も込めて作品にしたのが「Un Paso Adelante」。
この作品は、靴、足、線路と3つの要素だけで上記のことを伝えたく
初期作品であり学び始めたばかりの作品であるため、作品構成、構図など滅茶苦茶で
現時点で画像を一枚一枚見返してみると非常にシンプル、単純、面白みに欠ける画の連続である。
歩み続けているのかなあ?
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