1週間継続してあるお祭りの中のひとつのイベントとしてSan Bartolome Atlatlahuacaにて 「la Lluvia de Pan」に参加した。そもそもただ単にパンが無料でもらえるということで行ってみようとわざわざメキシコから2時間かかる場所へと足を運ぶ。
2年前にも一度この場所を訪れたときの印象は記憶から消えない。なぜなら、ほんと雨のように
パンを車の荷台に乗った方からパンを与えるのではなく投げつけるという印象を受けたから。
しかも、一台だけではない。
それは、おおよそ20から30
台と連なっておりその周りを多数
の住民が黒いゴミ袋(巨大な)を手にもちパンを投げてくるのを待っている。
いわゆるパン食い競争ではなく
パン掴みとり競争である。
それさきと他人のことなど考えず
自分が自分がと手を空へと差し出し容赦ない重圧が後ろから前へと推し進める。
ある人はゴミ袋いっぱいにパンを詰め込み まさにクリスマスに子供たちにプレゼントするかのように
袋が膨れあがる。
人が群がる何台も連なる車の
後ろをゆっくりと笛と太鼓の音と
リズムを共有しながら踊りをするグループがいた。
「MORO」と呼ばれる踊りこ達
が腰に木製でできた馬を象ったものを装着しそれを片手で抑えながらまるで馬に乗っているかのように
操りながら、踊りを繰り返す。
それは、見た目以上に長くハードであった。しかも、刀を片手に相手と対峙しながら戦いを表すときは刀と刀がぶつかり合う金属音が
そこらじゅうに響き渡る。
彼らが装着しているお面は、木製の非常に重いもので それを装着しながら歩くだけでもシンドイのにさらに踊る。さらに刀を使い
立ち振る舞う姿は、何度も練習
してなければやっていけないだろう。
しかも、刀を使った立ち振る舞いには腰を低くおとし顔も下を向く形になる場合がある。その際は
お面の重みで首がやられるぐらいであり 試しに彼らが付けていた
お面をつけさせてもらったときの
衝撃は凄かった。 それは、
非常に重い。ヘディングである程度鍛えてきたものとしてのプライドもあったけどあっという間にそのプライドもへし曲げられてしまった。
それぐらい重く、重さで首が持ってかれてしまいまっすぐにしているだけでもシンドイのに、踊りながら
さらには刀を使った立ち振る舞いを行うなんて正直ありえないと感じた。
この踊りが長いときで1時間近くであるから 凄いこと。