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  • Seiichi Kobayashi

Pelea de tigre

2月のカーニバルの時期以来の写真撮影に臨んだ。

日程の関係上訪問することが厳しかったものの、開催日の5月5日が

日曜日という曜日に重なったことから、足を運ぶことが出来た。


今回訪問した町は、ZITLALAというGUERRERO州にある小さな田舎町。

現在僕が居を構えているQUERETAROからMEXICO CITYを経由し

約8-9時間のバス移動を強いる距離にあり、移動だけで体力を大幅に削る

距離と移動手段である。


しかし、朝早い時間帯に現地に到着し町を歩いていると偶然にも

今年、この伝統的イベントを率いるグループと出会ったことで

非常に撮影がスムーズに行えるように関係者らが取り計らってくれた。

特に今年この伝統的イベントをキャプテンとして率いる方からには

積極的に普段では見れないイベントの準備部分、衣装の着替え部分など

一番興味のある内部の一部ではあるものの、見学されてもらい、撮影もさせてもらえたのは

非常に有難かった。 

特に、キャプテンの彼の家族や親族らが協力し参加者に食事を振る舞う中、

彼の家で撮影できたことは、その地域に住む参加者の生活レベルや生活環境を

理解できることに繋がるため非常に良かった。 本来はもっとこの空間を

有意義に利用し、他の参加者の撮影もこの場所で行いたかったのも本音である。






このZITLALAという町を含む一体の地域は、乾燥地帯であり、土壌を豊かにし

農作物が育てていくには「雨」が絶対必要な地域である。

そのため、アステカの雨の神「TLALOC」へ豊作を祈願し、

雨を望むために一粒の血を神に捧げる(Intercambiando una gota de sangre por la lluvia)

300年以上にも続く伝統的な民俗行事が「PELEA DE TIGRE」である。









縄を「こん棒」のような形に編み込んだものを手にとり、顔にはTIGREに模した

仮面(ヘルメット)を被る。

戦いの場は、町の中心部にある広場に設置された小さな長方形の会場であった。

会場の周りには金網が張られており、その周りを囲むように観客席が設置されており

参加者にとっては逃げ場のない感覚を抱くのではないかと感じてしまうほどであった。

観客席には参加者の親族を含め多くの方が「戦い」の行方を気にし、時には叱咤激励、

時にはブーイングをかますほど白熱した雰囲気を醸し出していた。


「一対一」での戦いである。TIGREを模した仮面(ヘルメット)を被っているため

表情を確かめることはできなかったが、時間を重ねるごとに、縄を編み込んだ「こん棒」の痕跡が身体の至るところに現れ、赤く腫れあがっていくのが見て取れた。

「こん棒」が空を切る音と「パチッ」っと「こん棒」が身体に当たる音が会場に響いていた。







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