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PLAN 75

  • skcovita5884
  • 2022年5月29日
  • 読了時間: 2分

早川千絵監督がカンヌ国際映画祭にて「ある視点」部門に出品された

PLAN75がスペシャルメンション(特別表彰)を受けたことで

この作品が広く広まった背景にある。

超高齢化社会が進む日本社会において、75歳以上の高齢者が自ら生死を

選択できる制度PLAN75が施行された社会で翻弄される姿が描かれている。


生や死に対する考え、道徳観など非常に議論しにくく、避けて通ってきた

僕らであるが、いざ人口の30%強が65歳以上という人口構成を背景に

議論せざるを得ない時期に差し掛かっている。

実際、高齢者の医療費の負担や年金支給において国家の財政負担も

大きく若年層への負担増、さらに長く続く不景気のため

世帯収入減少が続き、女性の自立促進も重なり、子供を持とうと思う家庭が

減少傾向にある中で、人口構成比を変革していく必要に迫られている。


このPLAN75という制度から見る、人生をどう捉え生きていくかを

我々に問いただしているように感じる。

人生100年時代というが、精神年齢と肉体年齢が一致している健康年齢が

平均75歳であり、それ以降は乖離が始まるだろうとされている。

それは、誰かの支えがない中では生きていけなく、家族への負担、配偶者への負担

が大きくなることに繋がり、長く生きることが幸せというのは、時代錯誤へと変化

してきているのかもしれない。

「生きる」と自分の意思とは逆に家族の想いや治療によって「生かされる」とでは

意味が違う。だからこそ、「人生100年時代」が良い意味で捉えられることに

違和感を感じる。


この75という数値や制度に捉われることなく、何のために「生きる」のか?

自分の人生を「世間体や出来ないと思うことでやりたいことを先延ばしせず、

後悔なく全うする」ことを目標に「生きる」ということを意識するキッカケに

なってほしいと思う。




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