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skcovita5884

Alegre.光と影の間で メキシコの独特なお祭り Vol.1

更新日:2022年4月24日



「Engrillado」

(エングリジャード)

(拘束される 意味)


エルサレムにて十字架に架けられて死んだ

イエス・キリストが、三日月に復活したことを

記念・記録するキリスト教(カトリック)の祭りを

イースター(復活祭)と呼び、スペイン語圏では

セマナ・サンタ(聖週間)と呼ばれキリスト教

(カトリック)における最も重要な祭典のひとつである。


この祭典では、キリストが処刑されるまでの12時間を

描いたメル・ギブソン監督映画作品「パッション」の

ように「受難」、「死」そして「復活」の再現が行われる

のが通例である。


しかし、メキシコ南部に位置するプエブラ州にある

アトリスコ市では通例とは異なり、巡礼者らが犯した

過ちに対し神に許しを請う「Engrillado」と呼ばれる

苦行が行われる。


「Engrillado」

(エングリジャード)」とは、視界を遮るため黒い布で顔を

覆われ、重さ80キロ又はそれ以上にもおよぶ大きな

鎖を身体や足に纏い、鋭く尖った棘を幾つも腕や脚につけられた状態で

街の中心地から教会へと向かって(約3-4キロの距離)

2列縦隊で約40名ほどの巡礼者らが練り歩く行事である。

まとわりついた鋭く尖った棘が筋肉を動かす度に皮膚

を刺激し、地面と鎖の摩擦音が響く。

日差しの強さが身体だけでなく鎖をも熱くさせ

「重み」、「暑さ/熱さ」、「痛み」により体力を消耗させていく。


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