「なまはげ」
「なまはげ」は怠惰や不和などの悪事を諫め、災いを祓いにやってくる
来訪神である。かつては、小正月(旧暦から新暦に)の行事だったが
大晦日の行事となり、年の終わりに大きな出刃包丁を持ち、鬼の面、
ケラやミノのような用具をまとって「なまはげ」に扮した村人が
家々を訪れ「泣く子は居ねがー」「悪い子は居ねがー」
と寄声を発しながら練り歩き、家に入って怠け者や子供、初嫁を
探して暴れる。
家人は正装して丁重にこれを出迎え、主人が今年1年の家族のしでかした
日常の悪事を釈明するなどしたのちに「酒」などをふるまって、
送り帰すとされている。
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