愛知県豊橋市にある安久美神戸神明社にて2月10日、11日と2日間行われる豊橋鬼祭りを見るため名古屋から電車で約1時間の距離にある豊橋まで足を運んだ。
豊作や無病息災を願って行われるこの神事。
タンキリ飴と白い粉が宙に舞うお祭りとも言い換えられるだろう。
独特な所作/動作、振る舞いで天狗を挑発し立ち向かう赤鬼。
それに対し毅然/悠然と迎えうち押し返す天狗の闘いがメインイベントとして行われ、
小さく狭い神社の境内に身動きが取れなくなるほどの人を呼び集めた。
赤鬼は天狗にはかなわず降参し、守りを務める若者集らと「アーカーイ」と叫びながら
供え物であるタンキリ飴と白い粉をまき散らしながら逃げて行く。 この白い粉を浴びると、厄よけになって夏病みにならないと言われており、境内に集まった人たちは白い粉と一緒に舞い落ちる飴を掴もうと手を伸ばし、
顔や髪までをも真っ白にしながら躍起になって飴を拾い集めていた。