top of page
  • seiichikobayashi

Orgullo 職人


「頑固」「無口」「短気」「思いやり」「情」

職人というと文頭にあげた言葉が出てくる。

今の時代に沿っていない生き方なのかもしれない。

でも、そこに「味」がある。そう感じるのは、少なからず

10年近く昭和という時代を歩んできたことも

影響しているだろう。 

ファインダーから覗く被写体である彼の姿は

こちらを見ることもなく

代々何百年と続く平屋の建物の中のいつもの一角で

いつも通り淡々と作業をこなしている。

頑なに守り続ける昔ながらの伝統的な操法で

黙々と働き続けるオヤジ。

一見、見た目怖そうな風貌であるが

その奥にある瞳はやさしさを物語っている。

それは、古き良き昭和の時代を思い浮かべさせる

風景のひとつであるかのような錯覚を僕自身に

与えてくれる。

僕の空っぽなココロを満たしてくれるのは

もしかしたら、今の時代と逆行するかのような

世界に身を置いて生活することなのだろうか。

凸凹であること、個性があることが当たり前、

没個性、均一化された社会、そして均一化された人間が

創られていく現代とは真逆である世界に。


閲覧数:43回0件のコメント

最新記事

すべて表示

有休消化に入り1週間が経ち、今後のやるべきことを少しずつ 明確に記して実行に移している。 そんな中、離職票がそんなに必要な書類であることを全く理解していなかった ことを自分で恥じるべき事であった。 退職する旨を総務に伝えた際に、確認事項として離職票は要らないよね?っと 問われ、全く深く考えず、言っている意味すら理解していないながらも 要らないですと答えてしまっていた。 当然、その言葉を聞いた担当者

このタイミングで以前勤めていた会社でインドへ出張へ行き お世話になったサプライヤーのオーナーからメッセージを受け取った。 メッセージには、今度、日本へ行く予定なんだけどと書かれており 目的は会社訪問と観光地を回るというシンプルだけど、 観光地を周る際に一緒に行ってほしいと伝えられてしまった。 いつ行く予定で考えているのかと確認すると4月であると。 4月、5月と時間は空いているため、可能ではあるが

退職願を提出し、新たな始まりを歩むための 準備とケジメを付けようとしている。 勿論、この決断は良いものではなく本当に個人的な ワガママで身勝手な判断であることは承知している。 しかし、全てを捨てて今一度前向きな生活や自分自身を 取り戻すために歩もうと思う。 老後、引退などが見えてきて、安定や安心といったものを 好む年齢に差し掛かったことで自分らしい生き方を模索 した中で ”大きく変化”のあるシフト

bottom of page