検索
  • seiichikobayashi

Orgullo 職人


「頑固」「無口」「短気」「思いやり」「情」

職人というと文頭にあげた言葉が出てくる。

今の時代に沿っていない生き方なのかもしれない。

でも、そこに「味」がある。そう感じるのは、少なからず

10年近く昭和という時代を歩んできたことも

影響しているだろう。 

ファインダーから覗く被写体である彼の姿は

こちらを見ることもなく

代々何百年と続く平屋の建物の中のいつもの一角で

いつも通り淡々と作業をこなしている。

頑なに守り続ける昔ながらの伝統的な操法で

黙々と働き続けるオヤジ。

一見、見た目怖そうな風貌であるが

その奥にある瞳はやさしさを物語っている。

それは、古き良き昭和の時代を思い浮かべさせる

風景のひとつであるかのような錯覚を僕自身に

与えてくれる。

僕の空っぽなココロを満たしてくれるのは

もしかしたら、今の時代と逆行するかのような

世界に身を置いて生活することなのだろうか。

凸凹であること、個性があることが当たり前、

没個性、均一化された社会、そして均一化された人間が

創られていく現代とは真逆である世界に。


0回の閲覧

COPYRIGHT(C) SEIICHI KOBAYASHI ALL RIGHTS RESERVED.

  • Facebook Clean
  • Twitter Clean
  • Flickr Clean
  • Instagram Clean