三重県松坂市飯高町の山々に囲まれた屋外スペースに陶芸家の東健次(あずまけんじ)
氏が作品作りを始めたのが1978年。キャンパスに絵を描くように山里にある敷地の
すべてを陶の作品で敷き詰めるという計画を立て、陶壁や像、モザイク作りの床、そして中央部分には泉が造られた。広さ5600平方メートルの敷地は、いわゆる劇場をイメージさせる造りとなっており、 劇場を囲むかのようにギリシャ神話に出てくる神らをモチーフに創られたグロテスクでもあり奇妙な作品が並んでいる。山里にある野外劇場と捉えると非常に面白いと感じる空間である。
ミューズの丘: ミューズ=ギリシャ神話に出てくる音楽や舞踏などを司る女神
中央部分に虹の泉
イリスの壁: イリス=ギリシャ神話の虹の女神
人像樹の森: 人間と樹木が一体となった像が53体並び森を創っている。
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