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  • Seiichi Kobayashi

メニコン展示用

メキシコ麻薬組織のトップであるチャポ グスマンも収容されていた刑務所が近くにある小さな田舎町 San Francisco Tlalcilalcalpan.

マリファナの臭い、ツンとするシンナーの臭い、散乱するゴミから出る異臭、野良犬らの屍らが協調性のない独特な臭いを醸し出す。

集った老若男女が道路を囲み、酒に呑まれ飛び交う奇声、罵声。それに合わせるかのようにスピーカーから大音量で流れてくる音楽

(リズム)が人々をトランス状態へと無理やりに導く日がある。

それが「フィエスタ」いわゆる「お祭り」である。

テキーラを燃料にし踊り狂いつつ町を練り歩く踊り子(ダンサー)。燃料を入れる度に乱舞し喚き散らす。

社会に対する怒り、恐怖または威嚇を暗示させるかのようなグロテスクに表現された衣装やマスクを身に纏い練り歩き、

踊る姿は特徴的で異様な光景であり儚く短い一瞬の時間でもある。

しかし、このお祭りに集い酔いしれる彼ら(踊り子)にとって、他者と共有できるもしくは繋がり、価値観、宗教、想いを

凝縮させた唯一の場所(ホーム)がここなのかもしれない。









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