同性婚の禁止について、その違法性について同性愛者グループなどが訴えていた
裁判で大阪地裁では違憲ではないとの判断を下した。
G7の中で日本が同性婚に対して認められていない唯一の国となっている現状から
国際社会からの流れからも逸脱するような地方裁判所での判断となった。
2021年3月には札幌地裁判決では、法の下の平等を定めた憲法14条に照らし、
同性婚を認めないのは「合理的根拠を欠く差別」として違憲と判断した。
全国で2例目の大阪での判決には、こちらの判決結果から大きな期待を持っていたものの
その期待を覆す判決結果となってしまったのは非常に理解が苦しむ。
多様性を求む声の先に
国際社会で求めるダイバーシティ(多様性)に沿って日本国内でも様々な場面で
叫ばれているものの、基準が明確化されてなくダブルスタンダードな国へと変貌。
今後の立ち位置
世界で改革や変化が望まれる中で、人種の多様性が求められる社会へと変貌していく
流れに沿ったカタチで既存ルールに沿った判断ではなく、ルール自体を見つめなす
時期に来ていると考える。しかし、タブー化したルール変更を好んで行う政治家は
現時点ではいないだろう。
人種の多様化に関連して移民政策、安全保障問題、経済政策なども同様に
日本社会の中で変化や変革が求められるが、同じ眼鏡(ルール)を通じて
諸問題を捉えても、何も変化が起こらないだろう。 戦後のより良い生活を求め
変化を求めていた国が、変化を嫌う国へと変貌しているように思えてならない。
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