僕が受講しているスペイン語講座にて毎回各受講者の興味のあるニュースを
ピックアップして各自内容を説明したうえで個人の意見を述べるという
お決まりの時間がある。
今回、僕も含め数人が持ち込んだ興味深いニュースは下記の動画の内容について
楽天がスポンサーを務める世界的に有名なサッカークラブであるバルセロナに
所属するフランス代表選手2名 グリーズマンとデンベレが2019年日本に滞在した際に
選手自身が撮影したとみえる動画にて日本人に対する侮辱や差別発言があったのではないかとという動画がネットで拡散され物議を醸しだし、楽天オーナーの三木谷会長までも
クレームをつけるという問題に発展した。
二人の中での会話であるが、大勢の方が騒いでいるように侮辱するような言動があったことは理解できる。
しかし、相手を傷つけるためではなくそのような発言(ある種自己表現であり、習慣であった場合)が日常当たり前に行われていたら、どのように解釈すべきなのだろうか?
このご時世であるから、彼らが発した発言は侮辱と捉えられるのだろうか?
捉えるポイントを変えると今回のことで彼らが被害者であるかのように映ってしまうのは
僕だけだろうか?
動画を見る限り、言葉を発しているのはデンベレの方である。彼はフランス国籍であるが
アフリカ系移民のフランス国籍で黒人である。そのことで幼少期を含め様々な侮辱や差別発言を見て聞いてきたと思う。勿論ご自身も体験してきたと思う。
そのような土壌がある中で育った方は、あのような発言を安易にしてしまうのではないか?
ぶっちゃけ、彼が有名であるから取り上げられたのであり、親しい彼の友人や関係者は
同様なことを発する習慣があるかもしれない。
あくまで想像を脱しないが、自分が成長してきた中で作り上げた価値観や習慣が
社会と不一致してしまった瞬間ではないかと感じてならない。
社会がよりルールや規則を厳格化し、より倫理観を重視する傾向にある中で
今まで築きあげてきた価値観が適合せず、様々な価値観が社会に存在する中で
各個人が価値観をアップデートしないと社会不適合者としての烙印を押されてしまう
危険性を孕んでいる。
今回のことについていえば、自身が発する言葉と社会が受け取る言葉の感度との間に
大きな差異があることが知らしめられた。
日本人でも、同様なことは発してきているし、僕個人にしても発してきたと思う。
だからこそ、自身が持つ固有の価値観と世間体というなの価値観が
社会が求めるものと一致しているのか確認しながら生活をしていく必要性を感じた。
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